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生うどんつちやブログ

鹿児島県鹿屋市にあるうどん屋です。

料理人になるための修業について。

最近忙しいです。

先日も書いた高速の入り口ができたからなのかはわかりませんが、最近忙しいです。昨日も日曜日ということもあって、100人を超えるなまうどんドットコムでした。
そして、今日も忙しいでした。

 

多くのご来店本当にありがとうございました。
 
忙しさを理由にお世話になった人やもらった手紙にも返事ができていません。(このブログ読んでくれている人もいますのでこの場を借りてお詫びします。すみません。)
 
お世話になったといえば、僕の場合はやはり修業中のことですね。
右も左もわからない素人の僕を、なんとかうどん屋をできるように導いて?ご指導?シゴき?いただいた方々のことは忘れられません。
 
今まで修業中に出会ったすべての人に感謝の気持ちがあります。
感謝の気持ちがあるとは同時に、あの時期は辛かったなぁ〜、もう二度としたくないなぁ〜という気持ちも確かにあります。
 
まぁ修業ってそういうものなのかもしれません。
そして、料理の世界だけじゃなくて徒弟制で仕事を覚えるところ全般に言えることなのかもしれません。
これを読んでそう思いました。
 
僕も東京での和食屋での修業時代は9時から夜中の1時まで休みなく働く毎日でした。修業だから給料は安いし(月末にはいつも携帯代が払えずに止まっていました。)、仕事が出来ないことで罵詈雑言は日常茶飯事というか、二時間に一回くらいのペースでした。よく殴られたし、何度も泣きました。今でもよく続いたなぁと思います。
今思うと、そこで作られていた料理の素晴らしさと(僕の和食の師匠はほんとうにすごい腕の持ち主でした。)、こんな環境でも不思議と男の先輩二人はすごくいい人たちだったのでなんとか修業をやり終えることができたのだと思います。(女の先輩とオーナーの娘は性格最悪でしたが・・)
 
修業時代はこんな職場だったので、自分が店を持つようになったら少しでも良い環境にしたいとずっと思っていました。
 
仕事には妥協できないところもいくつかあるので、厳しい方かもしれませんが、スタッフには少しでも楽しく、あまり細かいことは言わずに働いてほしいと思って今までやってきました。
 
しかし、自分で店を持ってみて(忙しい時期は社員も雇ってみて)思うことは、ある種のスキルは修業時代のようなスパルタというか厳しい環境でしか身につかないのではないか?ということです。
スキルと書きましたが、筋肉とか根気とかに近いかもしれませんね。
 
こんなこと言うと、やれ社畜だの、昭和的だの言われそうなんで、これ以上は言いません。(とか言いながら言う。)
もちろん僕がやってきたような修業を誰もができるわけないし、一人前の和食の職人になるためにもっと厳しい修業を経なければなれません。
確かに、その中身はいじめやイビリ、それに仕事を教えないことで自分の地位を守るといった(意識的なのか無意識なのかはともかく)くだらないことも多数あります。
そんなことばかりしてるから、料理人になろうなんて前向きな若い人はどんどん辞めていくし、前向きにがんばっても、そのほとんどがミイラ取りがミイラになるように、熱々のオーブンに皿を入れてそれを並べておいて素手でつかませる。なんてくだらないことをするような職場になるところもあります。(これは聞いた話です。)
このブログにあるように、こんなことをしていても自分たちの首をしめるだけです。
まともな料理人は増えないし、まともな店も増えない。このまま行けばコンビニや大手チェーン店ばかりになっちゃいます。
さらに、例えば30代で給料10万円ちょっととかの世界だったりするので、そんな職場では結婚なんて夢のまた夢です。
なんとか修業を終えても店の経営は料理の良し悪しとは別だったりすることもあるので、料理は出来ても経営が厳しくて食べていけなかったりします。
ほんとにこうして書くと最低な仕事です。
 

 ある種のスキルは修業時代のようなスパルタというか厳しい環境でしか身につかないのではないか?ということです。
スキルと書きましたが、筋肉とか根気とかに近いかもしれませんね。

つらい修業をしている若い人がもしいたら、やめるか、がんばって続けるかは自分次第なので自分で決めてください。どちらでもいいですが、もし続けて自分の店を持ったらいい店をしてください。きっとそのときには修業で得た筋肉 、根気が助けてくれます。

 

筋肉や根気が身についたら、この厳しい状況でもなんとか、かんとか商売を続けられると思います。

 

環境を変えるためには、自分が(できれば)店を持って、自分の手の届く範囲だけでもいい仕事、いい環境にしていくことの積み重ねなのかもしれません。
 
料理を作って、それに『おいしい』と言ってもらい、さらにはお金までもらえる。
こんないい仕事もそんなにないです。

 

それに商売は見方によっては、自由でいいですよ。