生うどんつちやブログ

鹿児島県鹿屋市にあるうどん屋です。

飲食店がメディアに出るには。

最近、ここ鹿屋では新しい飲食店が多くできています。僕の知人、友人たちも飲食店を新しく始めたり、始めようとしています。

そんな人たちに『どうやったら、生うどんつちやみたいにメディアに取り上げてもらえるんですか?』とよく聞かれます。
 

 

生うどんつちやはこれまで色々なメディアに取り上げていただきました。
雑誌はもとより、テレビも何回出たのかもう覚えていないくらい出させていただいています。
オープンから7年と少し。多い方だと思います。
そんな状況があってか、僕がメディアとの何かしらのコネクションのようなものがあるのでは?と聞かれることもよくありますが、そういったことは一切ありません。
おかげさまで、各放送局のアナウンサーや雑誌のライターの方々がお客さんとして食べに来てくれているのは事実ですが、特に便宜を図ってもらうようなこともありません。
広告費を払っての雑誌やTVの取材もお断りしています。
 
なぜ、生うどんつちやがこれほどメディアに取り上げてもらえているのかを、基本的な考えと、ちょっとしたテクニックを今日は書きたいと思います。
 
と、その前に、これは飲食店をしている人には知ってほしいのですが、最近はTV離れが進んでいると言われていますが、それでもTVの影響はやはりすごいものがあります。ここ鹿児島で言えば、やはり、『どんカゴ』と『ナマ・イキボイス』に取り上げてもらうと反応がすごいです。(僕はどちらも二回ずつ出ていると思います。)
その反応を軽く見ないほうがいいと思います。特に最初に出るときはすごいです。
それが一月くらい続くこともあります。店側の準備(スタッフの確保や仕込みの段取りなど)が整っていないのにこれらのメディアに出てしまうと、お客さんの対応が出来ずに結果としてよくなかった印象を与えてしまうこともあると思います。そうなるくらいなら、僕としては出ないほうがいいと思います。
 
 
前置きが長くなりましたが、メディアの方々は何も善意や奉仕の精神からどこかの飲食店を取り上げるわけではありません。メディアは視聴者や読者が知りたい『ネタ』を探しています。
そういう意味では、まだ知られていない新しくオープンしたての店には声がかかりやすい傾向があります。
あとは、他では食べられないようなメニューや食材がある場合はやはり『ネタ』として取り上げてもらうことがあると思います。(生うどんつちやで言えば、『鮭とイクラのバター醤油うどん』とか『大人の卵かけご飯』などがそうです。)
 

 

生うどんつちや 鮭とイクラのバター醤油うどん

 

生うどんつちや 大人の卵かけご飯
あとは、飲食店の方からの情報発信も効果的です。
このブログもそうですが、僕がSNSにうどんの写真をアップするのも情報発信の一つです。僕はすべてスマホで撮っていますが、写真はやはりなるべく美味しそうに撮るのが大事だと思います。
(そのとき役に立つのがこちらのアプリです。Instagram こちらで加工した写真をブログや他のSNSにも利用しています。)
あと、飲食店にありがちなお客さんに出すものを厨房で撮るのは、個人的にはやめたほうがいいと思っています。
厨房は、色々とごちゃごちゃしてるものですし、なにより暗いです。明るく背景の見栄えがいい場所での撮影が美味しそうな写真をつくることにつながります。
お客さんと同じ分量を同じ席に座って食べるのは、いい試食にもなるしね。
一食ぶんが無駄になるよりも、美味しそうな写真で今後のお客さんを掴んだ方が、店としても利益につながると思います。
 
ここまで書いたことで、僕がしていることや考えていることは全てです。そんなに変わったことをしているという感じはしないと思います。
そんなものです。
勘違いしてはいけないのはメディアに出ることが目的ではない。ということです。飲食店は常連さんを掴んだり、その地域でいい店だなと認知されるまでには長い時間としっかりとした日々の仕事の積み重ねが必要です。
 
 
あるメディア関係で働いている人が言っていたのですが、『メディアもネタを探している。とは言え、あまりにも前衛的な店ばかりでは困るので、定番のものを、視聴者に安心して紹介できる店を必要としている。だから、どこかのメディアに紹介されると、それを他のメディアの方々も目にしているので、そこから次に繋がることがある。』と。
生うどんつちやはもしかしたら、このような良い循環の中にあるかもしれません。ありがたいことです。
ちなみに、メディアに出た第一号はKYTの内田アナウンサーに『どうしても出て下さい!!』と言われたことが始まりでした。(それまでは、生意気にも断っていたのですが・・・。)そして、この一回ですっかり味をしめてしまいました。
 
そんな内田さんが、先日ご来店してくれたので、『どうしても書いてください!!』と嫌がるところを強引に書いてもらいました。
 

KYT内田アナウンサー

 
そして、先日もKKBの取材でした。
この件については、また次回。