4月の5日(土),6日(日)は臨時休業です。
13日(日)は15時までの営業となります。
牛丼の「すき家」人手不足で一時閉店
牛丼の大手チェーンの「すき家」が人手不足でいくつかの店舗を一時閉店しているという記事がありました。
(2/2) 牛丼「すき家」店舗が次々と『人手不足閉店』 新メニュー「鍋定食」に従業員が憤慨? ネットに「やってられん!」の声 : J-CASTニュース
記事によると、14年2月14日から始めた「牛すき鍋定食」という鍋メニューが提供するのに時間と手間がかかりすぎる。
ただでさえ人手不足のうえにこのような手間のかかるメニューに反発するために、ネットを中心に「すき家」のアルバイトたちに呼びかけがあったとしています。
ネットでの呼びかけがどれくらいこの動きに作用したのか真実はわかりません。
【悲報】牛丼「すき家」、謎のパワーアップ工事を行う店舗が続々と登場・・・ - NAVER まとめ
ただ僕も「すき家」は店舗によっては正社員がまったくおらず、アルバイトだけで運営している店舗もあると聞いたことがあります。
実際に、「すき家」のアルバイト募集の説明図です。
店長でも正社員じゃないとかすき家やばい pic.twitter.com/zVf0j7isKF
— エクシリ (@exilias) 2014, 3月 23
これを見る限り、店長ですらアルバイトのようですね。
かつて、丸亀製麺も全店舗アルバイトで運営するという記事をこのブログで少し書いたことがあります。
丸亀製麺のカビ問題とか、飲食店とネットの関係について - 〔生うどんつちや〕 社長の日誌
何年か前に丸亀製麺が『全店をアルバイトで営業する』という噂を耳にしたとき、そういうのはやめた方がいいよ。と思いました。
もちろん他所の会社のことなのでそれぞれ考えがあってのことでしょう。
他人ごとではない飲食店の人手不足
すき家の人事制度に無理があったのかもしれません。
アルバイトのシフトにも無理があったのかもしれません。
しかし、このような人手不足のために(一時)閉店というのは、個人で飲食店をしているところは他人ごとではないと感じる人も多いのではないでしょうか?
僕の店もアルバイトが急に休むことになって、他の人も出ることができないときは泣く泣く閉めることもあります。
また、知人の飲食店でもいくらアルバイト募集をしても、問い合わせの電話もほとんどない。というところもいくつか知ってます。
生うどんつちやも現在は募集していませんが、募集を出しても問い合わせすらないときだってあります。
働く人が少なくなっているというよりは、コンビニやドラッグストア、大手チェーンの飲食店などがこの町にも多数出店してきて、そのようなところに人気が集中しているというのも大きな原因と思います。
求人雑誌の営業マンから聞いた話では、昔は飲食店でのアルバイトはまかないも出るし、人気のアルバイトの一つだったようです。
しかし、今では仕事はキツイし、そんなに時給もよくないということであまり人気がないらしいです。
個人の飲食店にできること
このような状況の中で僕たちのような個人の飲食店ができることは何でしょうか。
やはり今現在いるスタッフを「大切にする」ことだと思います。
「大切にする」というのは、具体的な時給や待遇ではありません。(良くしたいとは思っていますが)
そもそも、時給や待遇では大手や他の職種にはどうしても見劣りしてしまうのが現実です。
経営者が一生懸命働いていたら、不思議なもので合わない人は辞めていきます。
友達のように、仲良く働くというだけでもダメです。(スタッフとの融和は大切ですが)
経営者として仕事には厳しさと真面目さと一生懸命さは絶対に必要です。
休みの希望を通してあげたり(僕はほぼ100%通します。)、忙しいときはみんなでお菓子でも食べて休憩したり、たまにはみんなで外食したり、とそのようなテクニカルなことじゃないんです。(そういうことも大事なんですが)
残ってくれた人、今いる人を「大切にする」これは理屈や制度じゃなくて、やはり経営者の姿勢、志だと思います。
そのようにスタッフのことを「大切に」していると、店が困っているときに助けてくれたり、時には新しいスタッフを紹介してくれたりします。
そのようにして、お互いに思いやりをもって働ける環境をつくることが大切です。