先に、ほのぼのおかみに書かれたので、今更なんですが・・・。
先日の休みの日に黎明館にて開催(7月20日~8月25日)していた、中島潔による『生命の無常と輝き』展に行ってきました。
この中島潔(きよしと読む。)、名前は聞いたことなくても、絵を見たことがある人は多いのではないでしょうか?
ほのぼのおかみが昔から好きで、ぜひ行きたいということなので、行ってきました。
京都の清水寺に奉納された襖絵を中心に多くの作品が展示していました。
詳しくは(特に詳しくはないですが、ほのぼのおかみが書いてます。)こちらで。
鹿児島まで行くのは、そんなに機会がないので、色々と詰め込みます。
『風立ちぬ』は、もういい大人なんで、『ジブリはもういいよね。』と思っていた僕ですが、(実際、千と千尋の神隠し以来劇場では観てないと思います。)どこからともなく「宮崎駿が初めて大人に向けて作った映画」というのが耳に入ってきたので、これは行かねば。と。
はっきり言って、面白くはないです。
とくに感動もないし。(一番泣けたのは、ユーミンの「ひこうき雲」がエンディングで流れたときです。)
とくにカタルシスもないです。
それで、ダメな映画かと言えば、そうじゃないです。
とても、いい映画です。
宮崎駿が映画を作ってる、その「作ってること」を映画にしたような話です。
一番泣けたのは、エンドロールでユーミンの歌が流れたところです。(あは!)
ユーミンはやっぱりすごい。
あの映画が、泣けた。とか、感動した。とか言う人もいるようですが、本当にそうなのか?
ここまで、『来た。』(年齢も、評価も、名誉も、地位も、実績も。)宮崎駿が、自分のことを自分のために作った映画のように思えました。
もちろん、それでいいのだけど。
それをしてもいい、それでも興業は成り立つ、監督なんだから、、、。(ここまで『来た。』んだから。)
物づくりをしている人の、心象を、矛盾を、想いを、描いた映画といってもいいかもしれません。
『そうなんだけど、僕が思うのは、それって、そこまで(宮崎駿まで)いった、到達した、物づくりの人間だけが分かる世界なんだよね。』
と、言うしかない。と思いました。
どれだけの人が、物づくりしてて、『はやおの気持ちわかるぅ~~。』と言えるか!?と。
簡単に言えるのか!?と。