みなさん。『蜘蛛の糸』という小説をご存知でしょうか?
芥川龍之介の有名なお話ですね。
悪さばかりしていた男が、生前にひとつだけ善いことをしていました。
それは小さな蜘蛛を助けたことです。(以下略)
今日、厨房に2センチくらいの小さな蜘蛛がいました。
殺すのもかわいそうなので、ひょいとつまんで、勝手口から外に逃がしてやりました。
そのとき、ふと芥川龍之介の『蜘蛛の糸』の話を思い出し、なんとなく、善い事をしたのかもと少しばかり微笑ましい気持ちになっていました。
少ししてから、勝手口から外に出ると、逃がした蜘蛛が猫にぼりぼり喰われていました。
おしまい。