生うどんつちやブログ

鹿児島県鹿屋市にあるうどん屋です。

『麺業界生き残りのために今、知っておくべきこと』YAMATO通信より。【うどんニュース】

『麺業界生き残りのために今、知っておくべきこと』

 

なんて、大仰なタイトルかと思われるかもしれませんが、(世の中には、色々な人たちがいて、色々なことを真剣に考えているのです。)これは香川県の製麺機メーカーの大和製作所から送られてくるフリーペーパーでの見出しです。

生うどんつちや

大和製作所はうどん、そば、ラーメンなどの製麺機やお土産用の半生麺、乾麺などを作る機械を製作している会社です。

ホームページはこちら。

製麺機販売から麺店の開業支援・経営まで完全サポート | 大和製作所

 

内容は大きく3つに分かれています。

1.最新の麺業界トレンド

  • 例年、うどんそば業界、ラーメン業界は多産多死型のビジネスと言われ、毎年の開店数と閉店数はほぼ同じ。うどんそばが約3000店、ラーメンが約3500店とずっと同数で推移してきた。
  • しかし、昨年の調査では、ラーメンはより競争が激しくなり、開店、閉店がどちらも約3800店へと増えている。

  • さらに、うどんそばに関しては、多産多死型から少産多死型へと移行している。うどんそばは昨年新規開店数が2600店と減少しているのにも関わらず、閉店数は以前と変わらず、約3000店である。(大手チェーン含めず)
  • ただ、業界全体の市場規模は減少していない。つまり、大型セルフのチェーン店が増え、既存のうどんそば店が大量に閉店している。

2.今後の麺ビジネスの方向性

  • 日本は世界でも例を見ないほど、コンビニが強い国。これからは客単価が安い(低価格)志向でいけば、必ず最強のライバルであるコンビニとの競争は避けることはできない。
  • 絶対に、低価格志向に向かわないことです。
  • セブンイレブンなどのコンビニが現在狙っているのは麺市場です。ちなみにセブンイレブンの弁当売り場の半分以上は麺で、最近ではパスタが一番多い。
  • コンビニでは絶対に対応できない商品力、サービス力、店舗力の構築が重要課題。

3.生き残り、勝ち残るための戦略

  • うどん業界はセルフの大手企業が成功し、ラーメン業界には大手企業が存在しません。その理由はラーメンは麺、スープ、香味油などの差別化が出来る要因が多いから。
  • 差別化の要因が多ければ多いほど、大手企業は参入できない。これはまさにラーメン業界。
  • つまり、麺、だし、トッピング、盛り付け、サービス、店舗づくりとあらゆる方向で他店の真似をせず、差別化要因を増やすことが重要。
  • うどん業界でも『つるとんたん』のような圧倒的な差別化で成功している。つまりは、圧倒的な個性があるかないかが成功のカギ。

突っ込みどころはありますが、紹介してみました。

 

また送られてきたら紹介します。