大きく3つの傾向
閉店しやすい店と、そうじゃない店。その違いが客観的にみて存在するのでしょうか?
その分析を飲食店の出店や運営の支援をおこなっている会社、株式会社シンクロ・フードが発表しました。
それによると、
1.規模感は小規模(20坪未満)
2.立地タイプは住居立地
3.営業年数は2年以内
この三点にあてはまる飲食店が多いという傾向があるようです。
店の大きさ
規模感は小規模(20坪未満)
店舗の広さ(坪)別の閉店割合
10坪未満:1130件(17.4%)
10〜20坪:2938件(45.3%)
20〜30坪:1285件(19.8%)
30〜40坪:524件(8.1%)
40〜50坪:234件(3.6%)
50坪〜:375件(5.8%)
20坪未満で半数以上ですね。狭い店だと売上をあげるのには工夫が必要ですからね。
生うどんつちやが27坪くらいだったはずなので、席数で言えば30席未満くらいでしょうか。
立地
立地タイプは住居立地。
住居:2847件(42.6%)
商業オフィス:1341件(20.1%)
商業オフィス住居:931件(13.9%)
オフィス:556件(8.3%)
商業:375件(5.6%)
商業住居:449件(6.7%)
オフィス住居:179件(2.7%)
飲食店は立地だけが、最も重要という人も多くいます。
うちは、間違いなく住居立地ですね。。。
営業年数
営業年数は2年以内
1年未満:2243件(34.5%)
1〜2年:987件(15.2%)
3〜5年:1364件(21.0%)
6〜10年:1113件(17.1%)
11〜15年:380件(5.9%)
16年以上:407件(6.3%)
営業年数二年以内が半数です。
生うどんつちやはもう7年目。
よくここまでこれました。
お客さんのおかげです。
閉店しやすい飲食店を、以下のようにまとめられています。
住居立地の客層・・・商業立地やオフィス立地に比べて、住居立地は客の利用動機が捉えづらいため、周辺に住む世帯の家族構成や年齢層を把握し、その利用動機をしっかりと意識したお店作りをしなければ、失敗する可能性が高くなります。
運転資金・・・20坪以下の小規模の店舗の場合、より少ない開業資金で開業することができますが、十分な運転資金を用意していないケースが多く見受けられます。
固定客・・・開業後1年前後は店舗の認知度の低さや固定客のつきにくさもあり、売上が安定しません。