シェフ(料理人)という人生が素晴らしい18の理由
シェフという人生が素晴らしい18の理由という面白い記事があったので、僕のコメントと共に紹介しています。
「その1」はこちら。
『シェフという人生が素晴らしい18の理由』その1。 - 〔生うどんつちや〕 社長の日誌
次は3からですね。
では、続きを。
3、食べられる芸術は彼らの手によって生まれる
(美しく盛り付けられた皿の写真を示して)この皿を見さえすればいい。
これには、すんなり同意できません。
『料理は芸術か?』
この疑問は、この仕事についてからというもの、ときどき僕の頭に浮かびます。
そして、『違う』という答えにたどり着きます。
たしかに、芸術【のような】料理は存在します。
しかし、それは芸術ではありません。
お客さんはお腹を空かしてやってきて、料理人は召し上がる人のために料理を作る。
基本はここです。
ここに色々な要素(味とか、サービスとか、うんちくとか)が加わりますが、それは本質ではないように思います。
うどんみたいに単純な料理作ってるから、そんな単純な考えになるんだ。と言われそうですね。
実際、そうなのかもしれません。
だけど、『私は芸術として料理を作ってるんだ』という料理人がいるのでしょうか?
いたとしたら、それはどうも押しつけが強すぎるように思います。
4、食を中心に回るシェフの生活 そしてそれに関するすべて
我々は食または食事について一日24時間の行動として考える。シェフはそんな強迫観念を認め、身を投じるほど勇敢なものである。そうやって身を立てている。
大げさなことは、言えませんが、やっぱりうどんのことを考えています。
和食の修業中はとくに、すごかったです。
休みの日にも口にするものに気を使ったし、何かを食べるときも、集中して、まるでその奥にある隠れたメッセージを聞き逃さないようにと、細心の注意で食べたり、飲んだりしていました。
今でも、仕事のことは夢にまで出てきます。
日頃も大半はうどんのこと、店のことを考えていますが、それ以外のことも色々と考えたり、興味があります。
それは、きっと職人としては後退と言ってもいいかもしれません。
どうなんでしょうか・・・。
その3へ、続きます。
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