生うどんつちやブログ

鹿児島県鹿屋市にあるうどん屋です。

おでんに学ぶ、商売の進退。

おでんで学ぶ

今日はおでんの話をします。

 

生うどんつちやの「おでん」ですが、もう春というのに、今でも結構よく出ます。

最近は、うちの「おでん」を楽しみにご来店いただくことも増えました。

ありがたいことです。

 

 

生うどんつちや

 

二年前から、本格的にはじめた「おでん」ですが、このシーズンになってようやくお客さんに定着したように思います。

はじめのうちは、試行錯誤しながらでした。

当初は、味も定まらないし、「おでん」特有の営業で出していく難しさがありました。

今では、はじめた当初に比べるとだいぶうまくやれるようになったと思います。

 

味の決め方や、営業中の準備の仕方、必要な調理器具、店内での告知の仕方、持ち帰りのやり方、などなど。

試食をしただけではわからない、色々なことがあります。

 

これは、「おでん」だけじゃなくて「日替わりセット」や「カレーうどん」「デザート」なども同じことが言えると思います。

 

二年はがんばったほうがいい

 

どんな商売も同じなのかもしれませんが、何か新しいことをはじめたら最低でも二年はやってみたほうがいいと思います。

一回やっただけでは、「あぁ、こんなもんか。これならやらない方がいいな。」なんて思ってしまうものです。

何かしら「失敗」「改善点」というものは出てくるものです。

それでやめてしまうのではなくて、そこを少しずつでも改良していく。

 

そういう意味では、飲食店も一度くらい潰してしまってからの方が、うまくいくと思います。

 

ただし、最初に大きな資金をかけてしまっているのが現実で、引くに引けないというのが、大半の現実なんですけどね・・・。

あと、「もう飲食店はこりごり。」と思ってしまうか・・・。

 

一番やってはいけないこと

ただし、いくら気合いで続けても、ダメなものはダメなときがあります。

うまくいかない時は、立ち止まり、退くことが大切です。

そういう意味ではうちの「おでん」だって、いつなくなるかわかりません。

今までのがんばりや、スタッフの苦労を見てきたからといって、ずるずると続けるのは、一番やってはいけないことです。

そうなると最悪です。

 

僕の先輩は、四国で5店舗くらいどんどん展開していましたが、最後は億以上の借金を残して夜逃げしてしまいました。

これは、最悪です。

けっこうこういうパターンは多いです。

絶対にやってはいけません。

 

一勝九敗 (新潮文庫)

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現実を視よ

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