先日のこと。
このイプシロンは、今までにない高性能と低コストを両立した新しいロケットのようです。
詳しくはJAXA(宇宙航空研究開発機構)のホームページから。
その中でも特筆すべきは打ち上げシステムの革新です。
鍵を握っているのはロケットの知能化で、イプシロンでは搭載機器の点検をロケット自身が自律的に行おうとしています。
これにより、世界中のどこにいても、ネットワークにただノートパソコンを接続するだけでロケットの管制が可能となります。
≪中略≫もちろん世界でも初めての試みであり、未来のロケットのお手本になるものです。
(従来)ロケットの打ち上げには、地上での点検や組み立てに膨大な人手と時間が必要でした。
≪中略≫実に2ヵ月近くもかかっていたのです。
イプシロンロケットでは打ち上げシステムの革新により、打ち上げに向けた準備を世界のロケットの中でも最短、わずか一週間で行えるようにコンパクト化しました。
ロケットの打ち上げが日常的なものになり、宇宙をもっと身近に感じることができる、夢のような時代がもうそこまで来ています。
すごいですね。
当初は8月27日の発射予定でしたが、そのときは直前(発射19秒前)に中止になりました。
この突然の延期も、今回の発射を盛り上げる一因になったのではないでしょうか。
前回を上回る2万人を超える人たちが見守る中、9月14日の14時00分、無事に宇宙へ飛び立ちました。
僕はそのとき、店でうどんを作っていたのですが、『あがったよーー!!』という、ほのぼのおかみの呼ぶ声に、スタッフはもちろん、そのとき店にいらっしゃったお客さんも含めてみんなで店の駐車場で見ました。
白い一筋の、ロケット雲(?)を引きながら真っ直ぐ宇宙に飛んでいくイプシロンは感動的でした。
それを見ながら、となりのほのぼのおかみがボソッと。
『わたしも、イプシロンと一緒に飛んでいきたい。』
と言っていました。