たまには、うどん屋らしく『うどん』についての記事も書くことにします。
讃岐「廃棄うどん発電」3日寝かせてメタンガスで40世帯分の電気供給
讃岐で廃棄するうどんを利用して、発電する試みが行われているようです。
讃岐はとにかくうどんを食べますからね。
消費量はおそろしく多いです。
ただ、記事にもありますが、廃棄する麺も多いです。
讃岐うどんは、加水量や麺の太さにもよりますが、ゆであがるのに10~15分かかります。
しかし、スピードが求められるセルフのうどん屋では、これでは間に合いません。
(余談ですが、僕は桜島フェリーのうどん屋で、お客さんにその都度ゆがいて、出来上がったときにはもうフェリーが着いてしまい、食べる時間がないというふざけたうどん屋したいです。)
そこでどうするかというと、前もってゆがいています。
そうすることによって、待たずに食べられます。
ただし、お客さんの流れはいつかはとぎれます。
そうなると、どうしても麺は余ってしまいます。
その余った麺をいつまでも、置いておき、次に来たお客さんに出す店も確かに多いですが、美味しい麺を召し上がってもらうためには、それはできません。
つまり廃棄は免れません。
これは、実はセルフに限った話ではありません。
例えば、うちみたいなやり方のうどん屋でも、お客さんが店に入られた時点でゆがいたとしても、そのお客さんが何を注文するかわかりません。
例えば、大盛りもあるでしょうし、「釜玉」「釜あげ」の場合もあるでしょう。
そうなると、どうしても余る麺は出てしまうし、美味しいゆがきたての麺を出したいと思うのなら(うちはそうです!!)どうしても廃棄する麺は出てしまいます。
廃棄するのは、残念なことですが、そうやって僕は、少しでも美味しいうどんを作りたいと思っています。
最後は、自画自賛で、うまくまとめてみました。