できましたね。
セブンイレブンいい気分。
ここ鹿屋には今まで、セブンイレブンはなく(本土最南端ですからね。)『できるできる』と言われていて、先日ついに一気に五店舗できました。
僕はべつに、セブンイレブンがこの町にできてうれしいとか、楽しみとかいうわけではありません。
むしろ競合店がまた一つできて、ふむ~といった感じです。(コンビニ弁当に外食は大きなシェアを奪われているはずです。)
この小さな町に、コンビニエンスストアはいったいいくつあるのだろう?
ここまでくると、お客さんとして便利とか嬉しいとかいう感想はもう感じないというのが、正直なところではないでしょうか。
コンビニエンスストアを実際経営されている地元のオーナーの方々はなにを思うのだろうかと気になります。
この小さな町でも狭い範囲に競合会社のコンビニ店や、中には同じ系列のコンビニがほんの少し離れたところにあったりします。
本部だけが喜んで、各店舗はたまったものではないだろうなぁと思ってしまいます。
実際どうなんでしょうね。
ただ、今回のオープンキャンペーンでセブンイレブンすごいなと思ったことがあります。
それはスタッフの方々が生うどんつちやまでチラシを配りに来たことです。
知っている人は分かるでしょうが、一番近い店でも、歩いて20分くらいかかります。
アルバイトの方が、店の周りに配って回るだけではなく、この町を広範囲に歩いて一軒一軒配っているわけです。
こういうところを見ると、大手と言われるところは、大きいだけじゃなくて、やはりしっかりしてるよなぁと感心してしまいます。
僕のような、個人で細々とやっていると、いわゆる大手の商売のやり方にケチをつけたくなるものです。
まぁ、やっかみです。はい。
けど、すこし冷静に見てみると、『やはり大手はきっちりしているなぁ』と勉強になる部分が多くあったりするものです。
飲食店でいうと、例えばシーズンごとに限定メニューをきっちり用意して店内の告知を含めた提案の仕方とか、接客や掃除、それにスタッフに対する待遇、評価の透明性など、学べるところは多々あるはずです。
頑固に、『あんなところ、飲食店じゃねぇ』なんて言って、まったく見ようとしないのはよくないと思います。
どうしても、僕たちは自分でやっているので、自分を客観視したり、自分の現状を冷静に見つめることが難しいものです。
セブンイレブン、イトーヨーカドー、デニーズなどイトーヨーカドーグループの創業者、伊藤雅俊氏は
『その秘訣は?』と問われますと、『お客様とお取引先を大切にする。』『嘘をつかない』『感謝の心を忘れない』といった、商いというより人間としての基本を、毎日毎日飽きずに繰り返してきただけと申し上げる以外にないです。もちろん人間ですから、少しうまくいき始めると、慢心したり、驕りたくなる時もありました。それを注意され、また自ら振り返って反省し、基本に戻る、その繰り返しであったような気がします。それが商いの道ではないでしょうか。-----《商いの道》伊藤雅俊
と書いています。
ふむ。