生うどんつちやブログ

鹿児島県鹿屋市にあるうどん屋です。

長渕剛でドライカレーうどんについて考えました。

『 なにぃ?ドライカレーうどん?そんなのが、うどんか!!食えるか! 』

と。

昔の僕なら言っていたでしょう。

ドライカレーうどん

昔(修業中)は、うどんというものが、どんなものなのか掴めていなかったし、僕が修業した讃岐では、≪ うどんは「麺」で勝負! ≫みたいな土地柄でした。

そもそも、讃岐では「 カレーうどん 」をほとんど目にしなかったです。

讃岐では『 カレーうどん下さい。 』って言ったら、笑われる雰囲気があります。

そんな僕ですが、今では『 ドライカレーうどん 』をこれでもか!!って言うくらい推しています。

日替わりセットメニューで、「 日替わり 」ってうたっているのに、毎日のようにセットメニューにしています。

『今日もドライカレーかぁ』って声にもめげず。

推しに、推してます。

いわゆる、『オシ麺』ってやつです。

生うどんつちや

悲しい。

悲しいよ、こうじ。

こうじ。あのころの、どんな創作うどんにも突っ張ってた、エネルギッシュなお前がほしぃ~~~!!

長渕剛「勇次」

長渕剛「勇次」

と。言われるかもしれません。

ふむ。

ふむふむ。

そうですね。

確かに、僕は軟弱な職人になったのかもしれません。

先日は、ミニうどんちゃんの親子遠足で、店を臨時休業にしました。(えへへ。)

その前は、スタッフが足りない中、ほのぼのおかみが「ドラクエいつやるの?今でしょ!?」と言うので、休ませてあげました。(えへへ、ぺろ。)

確かに、軟弱。

だけど、僕は仕込みでレモンを手に持つたびに思うのです。

あの長渕剛も20年越しでレモン持ったなぁ』と

人間、いつまでも突っ張って生きてはいけません。

それと、まじめに考えれば、「生うどんつちや」 では、創作系のうどんメニューが数多くあります。

例えば、『豚しゃぶおろしぶっかけ』

生うどんつちや

これは、ぶっかけうどんに豚しゃぶを合わせたメニューですが、讃岐うどんでは、ほとんど見ません。

と、いうか僕は一度も食べたことがありません。

期間限定のメニューで言えば、

『鍋焼きうどん』も讃岐ではほとんどありません。

生うどんつちや

昨年つくった『鮭とイクラのバターしょうゆうどん』なんて、おそらく日本中探してもないメニューでしょう。

生うどんつちや

またやります。

このように、これまでも色々なメニューをやってきました。

ここまで(現在店を始めてから6年目)色々と、ここ鹿屋で、あの立地で、商売を成り立たせていくために、試行錯誤してきました。

意識してではないですが、結果として『ドライカレーうどん』なんてメニューを、どんどん推すような、うどん屋になっていました。

それが、いいのか、悪いのかは、自分ではよくわかりません。

『カレーうどんなんてするうどん屋に、興味がない。』という気持ちもわかります。(昔の僕はそうでした。)

生き残るために、必死になってやってきたことが、今の「生うどんつちや」であって、これからも創作メニューを作っていくかは別として、これからの「生うどんつちや」も同じように、試行錯誤しながらやっていくことだけは間違いないでしょう。

ドライカレーうどんよろしくお願いします。

今までどんな考えでメニューを作ってきたのか

しゃぶしゃぶやめて、鍋焼きうどん

鮭とイクラのバターしょうゆうどん