読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

生うどんつちやブログ

鹿児島県鹿屋市にあるうどん屋です。

短編映画『意固痔』

ツチッターにて。

とことん手打ちにこだわって、ついには体を壊して、イボ痔になってまで働いたうどん職人の半生を描いた映画『意固痔』の脚本をつぶやきました。

①『お客さん、いま麺からいきましたね。うちは出汁に命をかけてますんで、まずは、一口すすってから食べてください。』こんなことを言う頑固なうどん屋の大将(54)がいた。

②そんな頑固な大将が、働きすぎでイボ痔になった。最初は尻にちょっとした違和感があっただけ 。

③大将を支える妻、さなえ(52)。座薬を勧めるが、大将は『うどん職人が、座薬なんかできるか!!!』と固辞。

④東大を目指して浪人中の健二(33)は主人公のうどんのファンであり、一番の常連さん。

⑤商売は順調だが、家庭では色々と問題も。一人の娘の美香(17)は、『毎日うどんばっかり、嫌!』と言って家を出ていく。

⑥あまりの痛さに『研修のためにしばらく休みます。』の貼り紙をして、イボ痔の検査入院。

⑦お医者さんに硬いものをお尻に敷かないで下さいね。と言われ、『家ではおいらの方が尻に敷かれているのにねぇ』なんて軽口をたたく大将。 そこに、常連客である健二が、キレ痔のために通院。そこで二人は鉢合わせ。

⑧気まずい大将に健二は『いつも、おいしいうどんをありがとうございます!痛てて、痛てて』と尻を押さえながら、話しかける。

⑨健二はある日、大将がイボ痔であることを知って、『これぼくの使いかけですが、使って下さい。』とボラギノールをもってくる。

⑩健二は東大をあきらめ、大将に弟子入りする。

⑪『今日の湿度は○○%でこのあと雨が降る予報なので、塩分は○○%でいきましょう!』と何かと理屈っぽい元浪人生の健二に閉口する大将。うどん釜に温度計をセットしている健二に『馬鹿やろぉ!うどんは理屈じゃねぇ!!』と一喝。

⑫家を出ていった美香が、男と腕を組んで丸亀製麺から出てくるところを偶然目撃する大将。車(軽トラ)を飛び降りると男を殴り、美香にビンタ。

⑬泣く美香に『こんなところで、何をしてるんだ!』『だって、うどんが食べたいんだもん。毎日うどん食べてて、やっとわかったの、私はうどんが好きって、お父さんのうどんが好きなんだって。お父さんのうどんが食べたいよ~。』と泣きじゃくる美香を、抱きしめる大将。

⑭殴った男を丸亀製麺の駐車場に残し、車(軽トラ)で美香と一緒に帰る大将。『丸亀製麺ぜんぜん美味しくなかったよ。』と美香がぽつり

⑮妻さなえ、娘の美香、それと弟子の健二。みんな一緒に店で働くようになる。

⑯ラストシーン、妻さなえに話す大将。『イボ痔になって初めて気づいたよ。俺はひとりでここまで来たんじゃないんだ。お客さんも含めて周りがあって今の俺の店があるんだ。やっとわかったよ。今まで意固地になってたなぁ。いや、意固痔だな。ははは。』

⑰大将が黙々とうどんを延ばしている背中を写しながらエンドロール。カメラは少しずつ引いていき、お尻には妻さなえが縫い付けたクッションがついてある。

完。

映画化。

あると思います。