前回のつづき
同じ専門誌から
『日銭商売である外食業には本来、短期の借入金のニーズはないはず。設備投資に短期の借入れをあてるのは非常に危険だ。あくまで設備資金の借入れは長期で、その返済期間と投資回収期間をきちんと合わせること、それを前提にして出店計画をたてること。』
『07年までの数年間、好況(実はそれは金融バブルだったのだが)に乗じて出店ペースを上げた企業が多かった、その投資を借入れで賄ったところはここにきて急速に資金繰りを悪化させている。また、外食業界の人は、メガバンクと付き合いたいという見栄もあるのか、”信金の長期より都銀の短期”を選ぶ傾向にある。基本的に地域に根付いていない都銀はアテになりません』
僕も二店舗目はなるべくお金をかけないでしたいと思っています。(というか、かけられない。)
そんななか、徹底したローコスト出店をしている会社があるそうです。
㈱エムグラントフードサービス。「ステーキハウス&サラダバー けん」を展開する会社で、いわゆる居抜き物件を利用してのローコスト出店を徹底しているそうです。
その徹底振りは、生半可なものではないらしく、普通のチェーンではブランドイメージを統一するために内外装に手を加えますが、ここではほとんどそのまま利用するそうです。
厨房設備はもちろん、什器類も可能なかぎり再利用して、焼肉屋の居抜き物件ではロースターが設置されたテーブルに天板を貼り付けて利用しているそうです。
ここまでいくとすごい。