最後は、一度きりの勝負ではあるが、負けたとしても次の試合はまたやってくる。
ということでした。
お客さんは一度にいくつも食べてくれるわけではないので、一度きりの勝負です。
一つの皿を何度も何度も作り直すことはできないし、時間も限られています。
思うような出来にならないことや、こちらが自信があっても、うまく伝わらないことだってあるでしょう。
気が抜けてしまうこともあるかもしれません。(きっとあります。)
全然ダメで自分に腹がたつ日だってあります。
それでも、次の試合はすぐやってきます。それは次の日です。
負け試合のあとは頭を切り替えて、前向きに次の試合に臨みます。
この商売は一度お客さんが離れると二度と戻ってこない。とよく言われます。僕は、実はそう思っていません。大変な努力が必要ですが、いつかもう一度行ってみようと、お客さんに思ってもらうことは出来るはずです。もし、そうでなければあまりにも悲しいし、日々の営業でどんどんお客さんを失っていることになります。最後は誰もいなくなります。
修正できるところはすぐに修正します。
スタッフに注意したり、褒めてあげたり、どなり上げたり、二人だけでじっくり話したりと時間がかかることには、ぐっと我慢して、少しずつでも良くなるようにもっていきます。
サッカーや野球でも、リーグ戦を全勝というチームはありません。それでも全勝を目指してチーム一丸となって日々戦っていかないといけません。
戦って、戦って気づいたらお客さんが増えていたり、TVに取り上げられたりすることが一つのリーグ戦を終えたことになるのかもしれません。そして、一つ上のリーグ戦がまた始まるわけです。それもまた次の日です。
結局は自分との戦い。